Yu Kawakita
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川北ゆう 個展のお知らせ
yu kawakita solo exhibition
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川北ゆう展
Detail of the Day
■東京会場
会期:
2025年7月2日(水)~ 21日(月・祝)
会場:髙島屋日本橋店 本館6階 美術画廊Ⅹ
東京都中央区日本橋2 -4 -1
Tel.(03)3211-4111 (代)
午前10時30分~午後7時30分
■大阪会場
会期:
2025年8月6日(水)~ 18日(月)
会場:髙島屋大阪店 6階 ギャラリーNEXT
大阪市中央区難波5 -1 -5
Tel.(06)6631-1101 (代)
午前10時~午後8 時
※詳しい営業時間については、
髙島屋ホームページ
をご確認ください。
わたしはわたしたちを取り巻く、少しずつ変化する日々のディテールにふれて留めるような心境で制作をしています。
わたしたちの目に入るものはおそらく次に見たときはかたちを変えているものもあるでしょう。
たとえば、目の前の山並が気が付かないくらいかすかに動いていたら、それはまたと出会うことのできないかたちだったのかもしれません。それは変わらないような日々をつなげていくわたしたち自身と通底するディテールなんだと思います。
展示作品は主に絵の具と水を使い、かすかな動きをもたらしています。
筆跡はかろやかに水とともに置かれ、制作中その行き先は決まっていません。
ある日のある時間にあらわれた存在として定着しています。
そこにあらわれたものは変わりゆく景色のように、その一瞬にある存在でいたいと願います。
川北ゆう
川北ゆう氏は、1983年京都府生まれ、2006年京都精華大学芸術学部造形学科洋画分野卒業。在学中より絵具やインクや水を用い、感覚や自然現象のなりゆきにまかせて揺れ動いた線の痕跡を画面に定着させた作品を展開しています。
わたしたちと共に生きている同時代の作家として、この普遍的な世界に感嘆し、ときに憂慮 しながら制作し続けています。時の流れの機微が可視化されるかのように細かな動きのある画面は、強く優しく、ユーモラスで、鑑賞者の心に深く沈降します。
画面に現れる揺らぐ線と色の重なりを観ると、いつの間にか忘れてしまう感情や記憶が蘇り、時間を重ねて生きることを慈しむ気持ちをも思い出させてくれるように感じられます。
どうぞご高覧ください。
髙島屋美術部 松藤 彩
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